皆様、おはようございます。ただいまご紹介を賜りました、対日貿易投資交流促進協会ミプロの樋口でございます。第68回インターナショナルプレミアム・インセンティブショー秋2023の開催にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
新型コロナは、緊急事態宣言以来3年を経過し、本年5月に感染法上、季節性インフルエンザと同様の扱いとなったことにより、わが国は、かつての日常生活を取り戻しつつあります。この間、経済活動や国民生活には、テレワークの拡大、デジタル産業の興産、消費行動におけるキャッシュレス化、SNS等オンラインの活用等、大きな変化が生じました。こういった変化に対応しつつ日夜販促活動に取り組んでこられた皆様方のご苦労はいかばかりかと拝察いたします。
さて、わが国の景気でございますが、総じて緩やかな回復傾向を示しており、個人消費も雇用・所得環境が改善する下で、持ち直しが継続することが、期待されております。その中で、特に我が国経済の回復を牽引することが期待されているのが、インバウンドの回復とその経済波及効果であります。
先日の日本政府観光局(JNTO)の報道発表によると、今年上半期1-6月の訪日外国人客数は約1,000万人を超え、7月には2,320,600人と2019 年同月比8割に迫るほどに回復し、感染拡大前の水準に戻りつつあります。
我が国経済の浮揚のためには、個人消費の回復が必須であります。そして、その実現のために大きな期待が寄せられている販促活動においても、このようなインバウンド効果を上手に取り込むとともに、これまで培ったSNS等オンラインツールと、実店舗への回帰も視野に入れたオフライン手法とのきめ細かい組み合わせによる戦略的なサービスの展開が求められていくのではないでしょうか。
本インターナショナルプレミアム・インセンティブショーは、我が国最大の販促マーケットの国際的な専門見本市として、これまでも一貫して、新たな消費需要の開拓や創造に必要なアイデアを提供してこられました。今回、メインテーマとして、【日本経済を牽引する「販促」の未来】とのテーマを掲げ、時代の変化に対応した様々な販促ツール・サービスを発信しようとの試みは、まさに時宜にかなったものと考えます。
日々販促に心を砕いておられる皆様方にとって、この3日間は、必ずや数多くの素晴らしいアイデアやヒントとの出会いの場となることを確信しております。
最後に、ご臨席のみなさまのビジネスのご発展・ご成功を祈念いたしまして、私のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
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