11月4日(火)、第138回中国輸出入商品交易会(以下「広交会」)が広州で閉幕しました。今回の広交会では、展示総面積155万u、約7万4,600小間に約3万2,000社が出展し、223の国と地域から31万人以上の海外バイヤーが来場しました。前回(同時期)に比べて7.5%の増加を記録し、再び過去最高を更新しました。
その中でも、「一帯一路」諸国からのバイヤーは21万4,000人に達し、9.4%の増加を示しており、全体の69%を占めています。特に欧州連合(EU)、中東、アメリカ、ブラジルからのバイヤー増加が顕著で、それぞれの増加率は32.7%、13.9%、14.0%、33.2%となりました。
次回の第139回広州交易会は、4月15日から3期にわたり開催される予定です。
皆様のご出展を心よりお待ちしております。
第138回広交会の第1期は「先進製造」をテーマに開催され、展示面積は52万u、22万5,000小間に1万2,000社が出展しました。222の国と地域から157,946名の海外(中国以外)バイヤーが来場し、第136回広交会(同時期)に比べて6.3%の増加を記録しました。
また、サービスロボット専用フェアでは46社が出展し、高所幕壁清掃ロボット、外骨格ロボット、理療ロボットなどが現場で大きな人気を集めました。
第2期は「品質家居」をテーマに、10月23日から27日にかけて開催されました。家庭用品、ギフトおよび装飾品、建材および家具の3つの主要分野において、15のフェアで構成され、約2万5,000小間に1万2,000社が出展しました。223の国と地域から24万人の海外(中国以外)バイヤーが来場しました。
輸入館では、ビジネスガイド社が主催する日本館が特に人気を集め、日本館に出展した企業も素晴らしい成果を上げました。
第138回広交会の第3期は、10月31日から11月4日まで開催され、「幸せな暮らし」をテーマに、玩具、マタニティ・育児・子ども用品、ファッション、家庭用繊維製品、文房具および健康・レジャーの5つの主要分野で21のフェアが設けられました。
出展規模は約2万5,000小間、出展企業は約1万2,000社にのぼり、輸入館に出展した日本企業も大きな注目を集めました。
■ 第3期出展の注目の日本企業商品を一部を紹介
出展社名:株式会社京都オリイ工房(初出展)
ブースNo.:A館11.2館 L30
今回が初めての海外出展です。日本国内では、これまで作り手としてメーカーからの注文を受ける立場だったため、基本的に表に出る機会がなく、展示会にもほとんど参加していませんでした。日本市場では既存のお客様との取引が中心で、それ以上の拡大が難しい状況にありました。そこで、自社ブランド「京都オリイ」を立ち上げ、大胆にも世界的に有名な広州交易会に挑戦することにしました。
5日間の会期を通じて、さまざまな国のバイヤーから関心を寄せていただきました。特にサウジアラビアや中東地域のバイヤーが多くブースに訪れてくださり、単価の高い弊社の商品とは非常に良いマッチングができたと感じています。一方で、帰国後には輸出・言語・通貨など、自社内でクリアすべき課題も多いと実感しました。それらも含め、非常に多くの貴重な経験を得ることができたと思います。
出展社名:WIZZ JAPAN株式会社(初出展)
ブースNo.:A館11.2館 K15-16
今回、初めて出展しました。5日間の会期を通じて、さまざまな国のバイヤーと累計約100社の商談を行うことができました。弊社はOEMがメインのため、出展前はNIKEやadidasといった大手メーカー、あるいはコストコなどの大手スーパーをターゲットに想定していましたが、実際にはそうしたバイヤーの来場はなく、少し期待とは異なりました。しかし、意外にも中国に拠点を持つメーカーや代理店からの商談があり、予想外の収穫があったと感じています。出展してみて初めてわかることも多く、今回の経験を通じて今後の課題を持ち帰りたいと思います。
出展社名:株式会社OZZO(初出展)
ブースNo.:A館11.2館 L26
今回、初めて出展しました。海外館には文具の出展社が比較的少ないため、ターゲットを明確にして来場されたお客様はやや限られていたように感じます。しかし、日本の文具を好むバイヤーはたくさんいらっしゃったので、その点は非常に良かったと思います。広州交易会には以前からバイヤーとして参加してきた経験があるため、一度の出展で成果を得ようとは考えていません。展示会は継続してこそ意味があり、顧客を積み重ねて関係を定着させていくことが大切だと感じています。次回の春の出展についても、前向きに検討したいと思います。
次回の第139回広州交易会は、4月15日から3期にわたり開催される予定です。
日本企業のご出展を心よりお待ちしております。


【次回出展問い合わせ】

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