開会宣言および出展社代表挨拶
>>> 開会宣言(株式会社ビジネスガイド社 代表取締役社長 芳賀信享)
>>> 出展社代表挨拶(株式会社生活の木 代表取締役社長 重永忠様)
2020年10月7日(水)に開幕した、第90回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2020 および同時開催展の開会宣言を、主催者である株式会社ビジネスガイド社 代表取締役社長 芳賀信享が行いました。

御来場の皆様、御出展の皆様おはようございます。 いよいよ、本日10月7日から9日までの3日間、ここ、東京ビッグサイト西展示棟・南展示棟を使用し、「第90回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2020」、「第8回LIFE×DESIGN」、「第28回グルメ&ダイニングスタイルショー秋2020」を開催いたします。

それでは、開催にあたり一言ご挨拶申し上げます。 まずは、ご出展の皆様、ご来場の皆様、並びに、ご後援・ご協賛を賜りました官公庁や公共団体の皆様、ギフト・ショー運営にご協力を賜りました皆様のご支援、ご尽力により、今日この日を迎えられましたことを、この場をお借りして深く感謝申し上げます。

コロナ禍で心ある人たちがギフト・ショーに集まっていただけたと思います。本当に感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございます。
これまで44年間、秋の会期は毎年9月でしたが、今年の秋のギフト・ショーは、東京オリンピック・パラリンピックの開催が予定されていたため、東京ビッグサイトの都合により10月に移行しての開催となりました。しかも、東京オリンピック・パラリンピックは1年延期となりました。このような事態に本当に驚いており、記念すべき第90回のギフト・ショーは大変な時期にあたってしまったと思います。
本当に開催できるかどうかは最後までわからなかったですが、今日、この日を迎えて、われわれの見本市が「安全」、「安心」に開催できるように準備は万全であるとお答えできます。

さて、第90回を記念した行事はなくなりましたが、これまでの足跡をまとめた記念パンフレットを作成しました。書籍販売コーナーでもらってください。また、45年間・90回のギフト・ショーの中で、私がギフト・ショー事務局でプロデュースしていた35年間・70回を振り返り、過去・現在・未来のギフト・ショーをもう1度知ってもらい、元気で活力のあるお店づくりに役立ち、貢献できたら嬉しいという気持のもと、全力で今回のギフト・ショーに臨みます。
ところで、「ギフト・ショー 創造と進化の奇跡」という書籍を私が執筆し、先日9月24日に東洋経済新報社から新刊を発行させていただきました。ギフト・ショーに御参加頂いている皆様にぜひ読んでいただきたいです。

今回から新たにコロナ禍における“新しい展示会様式”として、二次元コード(QR)を活用した非接触型受付システムの導入、パソコンやスマートフォンでの事前登録、会場にいる全員の検温の実施、入場時のマスク着用の義務付け、会場内の定期的な消毒・換気の徹底、セミナー会場や商談での密接状態の回避、各ホール5,000人の入替制の入場制限にもとづき、入場・退場人数を自動的にチェックする機械の導入などにより、安心・安全な商談環境を提供します。新型コロナウイルス感染防止対策の一環として、当社従業員をはじめ、ギフト・ショースタッフ、出展社ならびに関係者の安全対策も万全です。マスクとフェイスシールドを20,000枚ずつ用意して着用を義務づけております。皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。

第90回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2020の統一テーマは『「驚き」、「感動」心を熱くする新製品との出会い。広げよう世界の絆』です。総出展社数は海外からの42社を含めた917社となります。今の消費者のトレンドは、フラワーグリーンガーデングッズ、ペット関連、音楽、ゲーム、ハウスウエア、部屋で仕事をするためのリノベーション、安全・安心でおいしい食、キッチン用品と、家での時間を充実させるアイテムをはじめ、マスク、除菌剤、健康食品など健康に関連したもの、香りや美容用品などリラクセーショングッズが人気のようです。

今回はコロナ禍での生活に役立つアイテムや防災非常用品に関する特別展示イベントもご用意しました。Withコロナにより生活環境が変化し、心や体が疲弊している方もいるかと思われます。ギフト・ショーでは今、日常に“癒し”が必要と考えております。そこで『リラクセーションギフト「癒し」』を西展示棟4階で開催し、癒しに関する講演や体験イベントや展示コーナーを設け、五感に訴えるリラクセーションの手法、グッズを提案します。
また、マスクが手放せない日々が続いている中で、お洒落を楽しめるファッションマスクを揃えた特別展示イベント『ファッションマスクcollection!』を西展示棟1階で開催し、商談の機会を創出します。

『防災非常用品inギフト・ショー』では、近年相次ぐ大型災害を背景に国民の防災意識が高まっている中、災害時や非常時、アウトドアで心強い味方となる商品を集めました。一般社団法人・災害防止研究所の協力により『防災グッズ展』のコーナーを南展示棟1階に設け、同研究所が運営する防災グッズ大賞の受賞商品もあわせて展示します。

同時開催の第8回LIFE×DESIGNのテーマは、「暮らし・デザイン・新時代」です。新しいライフスタイルとマーケットに対応した、最新のデザインプロダクツや日本のモノづくり、リノベーションなどハイセンスな商材が満載です。グランピングエリア内では、特別展示イベント「おうちでキャンプ」を西展示棟1階西2ホールで開催します。ハンモックやバーベキューセット、ランタン、テント、アウトドアグッズなど室内のインテリアとして一堂に展示し、おうち時間にグランピングの要素を取り入れる新たなライフスタイルを提案します。

第28回グルメ&ダイニングスタイルショー秋2020は西2ホールで開催。日本全国の地域のプレミアムフードを集めました。今回のテーマは、「地域から人へ。つくり手のストーリーが共感を呼ぶ。」です。食には五感に訴える癒し効果があり、新しい驚きや感動、気付きがあります。今回のグルメ&ダイニングスタイルショーは、コロナ禍の新しい生活様式をより豊かにする、地域のつくり手に焦点を当てた開催となります。

常に、時代の半歩先を捉え、様々な業態融合を実現し、新たなマーケットを創造・活性化してきたギフト・ショー。今回、御出展の約920社様の新商品は皆様のご期待に沿えると確信しております。バイヤーの皆様、是非、積極的な御商談をお願いします。

それでは、「第90回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2020」、「第8回LIFE×DESIGN」、「第28回グルメ&ダイニングスタイルショー秋2020」の開会を宣言いたします。

また出展社代表挨拶として、
株式会社生活の木 代表取締役社長 重永忠様からお言葉をいただきました。

(株)生活の木の重永です。このたびは、「第90回東京インターナショナル・ギフト・ショー」開催に際しましてご挨拶をさせていただきたいと思います。 開催を目前にし、このような恵まれたステージをご用意していただいた(株)ビジネスガイド社様並びに関係者の方々に厚く御礼を申し上げます。
今日より3日間、ギフト・ショーが開幕いたしますが、今、我々を取り巻く環境が大きく変化しております。特に社会環境といたしましては、“不確実性の時代”が来ていると思います。VUCA(ブーカ)と呼ばれる言葉の通り、不安定であり、不確実であり、複雑であり、曖昧である。そんな時代を今まさに迎えていると思います。
各業界、様々な分野においてイノベーションが加速しております。流通業界においては、“アマゾン・エフェクト”に代表されるようなオンラインを通じての消費。金融業界においてはフィンテック、キャッシュレス。そして自動車業界においては、コネクテッドカー、自動運転など、様々な分野において革命が起きていると思います。
そんな不確実な時代の中、今年に入って更に、新型コロナウイルスの蔓延が起きているわけなのですが、「今は10年に1度の大掃除の時である」、というようなことをおっしゃる方もいらっしゃいました。10年に1度の大変なことが起きる。その中で世の中の価値観も変わっていく。やり方も変わっていく。無駄も溜まっていく。そして長く続いたことも単なる慣習となり、現在の事情に合わないことが起きてくる。つまり“必要価値”と現実との間に大きな乖離が出てくる。
そして、今、我々はこれを“大掃除”する時に来ている。そんな環境の変化を感じ取っております。

●家の中にいることが長くなることから“生活工夫欲”が生まれる

更に私たちの生活環境は大きく変わってきています。一つには人の集まりがリスクになる。さらには人の移動がリスクになる。そこから起こることは何かと言いますと、家の中にいる時間が長くなるということです。家の中にいることが長くなることによって芽生えてくる欲求。私はこれを“生活工夫欲”という言葉で表しております。生活をいかに工夫してクオリティを上げていくか。このことに我々、ギフト業界が着目し、深耕していく必要があるのではないかと思います。
我々は人々を豊かにし幸せにするという仕事を行っているのですが、その中でいったい何のお役に立つことができるのか。WITHコロナの中で、そしてこの先のAFTERコロナにおいて、どんなことでお役に立てるのか?これを出展社一堂、真剣に追及し、実現していかなければならないのではないかと思います。

私事になるかもしれませんが、私は社内で二つのことを社員達と約束し合いました。一つ目は、「コロナのせいで」と絶対に言わないこと。二つ目は、「本当だったら、こうだったのに」と言わないこと。そう考えるのではなく、今このコロナ禍の中で、どう貢献していくことができるのか?AFTERコロナとなっていく前の段階で出来ることは何なのか?ある意味、現在は我々が貢献するチャンスなのではないかと捉えているわけです。
今、起きていることが“本当”のことで、真実、現実なのです。その中で我々は、どんな貢献をしていけるのか。そういう思いを持ちながら行動をしていきたく思っています。

今回のギフト・ショーはその環境の中で行われるわけですが、私たち出展社のために、素晴らしいバックボーンを作って下さりましたことを、改めて感謝申し上げます。
これからの事業の役割、社会への貢献。これらのことを胸に抱きながらギフト・ショーに臨んでいきたいと思います。
“他責”から“自責”へ。おかれている環境の責任ではなく、自分達の責任において何ができるのか。出展社一同そんな気持ちを持って、このギフト・ショーを有意義なものとしていけるよう尽力致します。
最後に、出展社、並びにご関係者皆様方の事業のご成功、社会の発展を心より祈念して、開会のご挨拶とさせて頂きます。

 
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